2013年2月18日月曜日

難関中学の受験問題にチャレンジ 数学07(1)

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難関中学の受験問題にチャレンジ 数学07(1)

出題元 : 2013年神戸女学院中学部 入試問題
http://mainichi.jp/sp/kaitou/

問7
箱の中に1から5までの数字が書かれたカードが1枚ずつ入っています。
この箱の中からカードを1枚ずつ順に3回取り出します。
ただし、取り出したカードは元に戻さないものとします。

次に、1回目と2回目に取り出したカードに書かれた数字の和を十の位とし、
2回目と3回目に取り出したカードに書かれた数字の和を一の位とする整数を作ります。

例えば、1回目に5のカード、2回目に1のカード、3回目に2のカードを取り出したとき、
1回目と2回目に取り出したカードの数字の和は5+1=6、
2回目と3回目に取り出したカードの数字の和は1+2=3ですから、
作られる整数は63となります。

このとき、カードの取り出し方を(5,1,2)と書くことにします。


(1)作られた整数が奇数となるようなカードの取り出し方は何通りありますか。

 



解説
 作られた整数が奇数となるのは、次の組み合わせの場合である。

(奇,奇,偶)
(奇,偶,奇)
(偶,奇,偶)
(偶,偶,奇)


(奇,奇,偶) のケース、
1枚目は 3枚ある奇数のどれかを選べばよい。
2枚目は 残り2枚ある奇数のどちらかを選べばよい。
3枚目は 2枚ある偶数のどちらかを選べばよい。
よって (奇,奇,偶) の組み合わせは 3×2×2 = 12通り ある。

同様に
(奇,偶,奇) のケース、
1枚目は 3枚ある奇数のどれかを選べばよい。
2枚目は 2枚ある偶数のどちらかを選べばよい。
3枚目は 残り2枚ある奇数のどちらかを選べばよい。
よって (奇,偶,奇) の組み合わせは 3×2×2 = 12通り ある。

同様に
(偶,奇,偶) のケース、
1枚目は 2枚ある偶数のどちらかを選べばよい。
2枚目は 3枚ある奇数のどれかを選べばよい。
3枚目は 1枚ある偶数を選べばよい。
よって (偶,奇,偶) の組み合わせは 2×3×1 = 6通り ある。

同様に
(偶,偶,奇) のケース、
1枚目は 2枚ある偶数のどちらかを選べばよい。
2枚目は 残り1枚ある偶数を選べばよい。
3枚目は 3枚ある奇数のどれかを選べばよい。
よって (偶,偶,奇) の組み合わせは 2×1×3 = 6通り ある。


 よって
作られた整数が奇数となるようなカードの取り出し方は
12+12+6+6 = 36通り ある。
 


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